【ちょっと一言】 総ウリン製のマンション用のウッドデッキです。ウッドフェンスは、ウエスタン・レッドシダーに塗装を入れたものを使用。総平米は、110平米ほどあり、大きなルーフバルコニーを施工させていただくことが出来ました。
面積が広いことも有り、高額な為、施主様も色々と悩まれたようですが、完成時には「もっと早くお願いすれば良かった」 と大変喜んでいただけました。コンクリートのむき出しのままでは、広いバルコニーに手を加えることも、嫌だったとか・・・。
当初から、「ウリン」 ということは決められていたようです。当店以外にも、見積りをとっていますということはおっしゃって下さいましたが、当店が提示をした数字が一番安い数字だったようで、「一番安かったところが、一番いい仕事をしてくれたのじゃないかな」 というお言葉が、最高のお褒めの言葉だと思っております。
フェンスは、ウエスタン・レッドシダーで組ませていただきました。既存のアルミ製のフェンスにただくっつけているだけではありません。フェンスを「柱キャップ」で固定をし、フェンス上部には笠木(手摺り)をつけて、フェンスが一体化するような作りにしています。
フェンス高さは、施主様の部屋の中からの目線や、お子様の安全などを考えて、施主様と相談をしながら、場所に応じて高さを変更しました。
マンションのバルコニーは、釘や金具で穴を開けるという行為は認められていません(防水や共有関係の理由から)。そこをどうクリアしていくかが、こういった屋上やバルコニーでの課題だと思います。勿論、ウッドデッキも完全に組んでしまえば、大きな防水改修工事時に大変、困ることにもなる訳です。
もう一つ、木材をどう搬入するかということも大きな問題になります。大きな機材を使って屋上に上げることも可能ですが、こうすると機材や人件費等、大変なコストになります。一番なのは、やはりエレベーターを使用するということ。このエレベーターに乗せることの出来る、最大の大きさを考えながら、床の長さやフェンスの大きさを考えなければなりません。
ある意味では、マンション用のウッドデッキやフェンスというのは、かなり制約されてしまう部分があるということですね。その制約の中で、お客様のご希望に沿った形でウッドデッキやウッドフェンスをご提供していくことを、常に考えたいと思っています。
ウリン製のウッドデッキも、レッドシダー製のシダーデッキと同じく、パカっと持ち上げることが可能です。ウリンですので、重たいですが取り外して点検したり確認したりすることが可能になっています。
お客様には、「ウリンは汚れますよ、いいですか?赤い樹液がコンクリートにへばりつきますよ、いいですか?」 とちょっとしつこいぐらいに申し上げてしまいました。お隣さんとも仲がいいので、お隣さんの排水溝を汚したら、「キッチンハイター持って、掃除しますねぇーとお隣さんに突撃します。」とのこと(笑)
とっても、素敵なユニークな奥様でした。いい仕事をさせていただきました。ありがとうございます。
アンケート返送に心より御礼申し上げます。
アンケート用紙は、当店のショールームにて、ご自由にご覧いただけます。